キサラギ
内容は自殺したアイドルの追悼会に集まるファン5人が密室で繰り広げるコメディーサスペンス。
最初は追悼会で集まったメンバーなんだけど、徐々に集まった5人の素性とかが明らかになり、自殺の動機・真相に迫るという展開の過程が非常に面白いですね。
無造作に置かれた事実が最終的にひとつの完成したパズルのようにつじつまが合っていくのはすごいですね、ここらあたりが脚本家の才能なのかな。一ひねりも二ひねりもして飽きさせない流れがいいですね。
アイドルの顔は最後まで隠れたままで、最後の最後でエンディングで登場してましたが、ここまでひっぱる理由はあんまりなかったように思えました。作品終了まで隠したままで、視聴者に想像させるのであれば意味はありますけどね。エンディングでインパクトが欲しかったんでしょうけどね、最後で顔出すなら中盤とかでもう少し違った登場をさせた方が良かったように思えます。
あとは塚地武雅のキャラが【間宮兄弟】と完全に同一だったところもなんというかパクリのような気がしないでもないかな。自分ではオシャレなことをしてるんだけど世間とズレてるところというか、変なところにこだわるところとかはソックリでした。同じ俳優を同じような設定で使ってるわけだから仕方ない面もあるだろうけど、二番煎じ感は否めないところである。
なんだかんだ結局は監督が悪いんでしょうね、脚本はすばらしい出来だけに映像化していく段階で劣化した部分が残念かな。
米国の映画のように何億も使って爆破とかド派手なシーンありきの映画もそれはそれでいいですが、邦画のよさって役者や脚本の才能を駆使して少ない予算で成果をあげてるところが魅力なわけで、このキサラギという映画はまさにそうした映画の代表作であるといえるのではないでしょうかね。
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