刑事一代
三億円事件は前にフジでやってたの今回のテレ朝ではボリュームは少ない感じだった、最後の方に少しだけ登場し、 平塚八兵衛が刑事を辞めるキッカケのような形で描かれていた。
八兵衛の部下役をフジもテレ朝も山本耕史 を使ってるところはなんか意味があるのかな?実際の役どころは両作品で違うのだけど、部下に同じ俳優を使うところはどこかしら繋がってる世界のような印象を与えますね。日本人が続編が好きだからその心理をうまく利用した起用なのかもしれないね。
テレ朝の方では三億円事件以外の部分に大きく時間をさいて描いてましたが、中でも吉展ちゃん誘拐殺人事件 が今回の企画の目玉という感じでした。
中々口を割らない容疑者、そしてそれを強引に追い込んでいく刑事の様子は鬼気迫るものがあった。そういう手法が正しいかどうかは別として、刑事と容疑者の間に生まれる奇妙な親近感みたいなものがうまく描写されていた。
裁判が確定したあと何年か経って八兵衛のもとに刑務所から死刑執行の連絡が入る。絶句する八兵衛そして死刑囚からの最後の伝言・・・
刑事と死刑囚との関係は言葉に表現できないものがありますね、最後に自分を死刑に追いやった刑事に残す言葉があったとしても恨み言が大半であろう、がしかしこの場面は違った。
「今度、生まれてくるときは真人間に生まれてきますからと、どうか、平塚さんに伝えてください」
ドラマの最後では死刑で亡くなった犯人のお墓を刑事を辞めた八兵衛が訪れる場面で終わってましたが、母親のお墓に共に納められることもなく、脇の地面にこんもりと盛られた場所があってそこが死刑囚の納骨された場所だったことがなんとも悲しみを誘っていた。
その土がもった場所に抱きついて涙する八兵衛
この場面がこの人物の人柄をよく捉えてるところだったかもしれない。
扱った事件には冤罪事件(帝銀事件など)も含まれていて、この人物をすべて評価することはできないがこの人物を通して知る当時の事件の時代背景などは実にドラマチックな素材が多いので実に絵になる話である。
何年時が経っても色あせない物語のひとつである。
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